2017年 7月号 ：ビジネス記事
-
〔 売れない「東芝メモリ」〕
時間切れ「東芝倒産」
一 刻の猶予も許されないのに、産業革新機構の迷走で時計の針だけが虚しく進む。行き着く先は決まっている。
-
〔東京物流ビッグバン〕
築地・豊洲に小池「隠し玉」
移転か残留かの二者択一でなく、両方を生かす「アウフヘーベン」で、「空砲」アベノミクス成長戦略のお株を奪う。
-
〔ルポ無間地獄〕
伊プラダが嵌る「バブル地価」
不動産の保有リスクをゼロにできるJリートの物件は、「収益還元法」のマジックも手伝い、評価が高くなるが大丈夫か。
-
〔 罪深き「サラ金」代替業〕
「客殺し」銀行カードローン
マイナス金利下の収益源として、「総量規制外」などをテコにえげつなく荒稼ぎ。自己破産急増で「多重債務」再燃。
-
〔墓穴を掘った経産官僚〕
原子力日本 「2006年の敗北」
東芝のWH買収が原子力立国計画に弾みをつけ、経産省のお墨付きを得た東電が老朽原発の維持に舵を切り、あの大事故を起こした。
-
〔デモクラシー簒奪=上〕
英ガーディアン紙日曜版特約 ビッグデータ「野合の帝国」
米大統領選とブレグジットを「操縦」した覇王たちの凄まじい暗部。英ガーディアンの調査報道を本誌特約で連載。
-
〔世界に取り残される理由〕
車造り激変「カモ」になる日本
自動車産業に劇的なパラダイムシフトが訪れた。「震源」は米国とドイツ。日本の自動車メーカーは乗り遅れている。
-
〔内政で崖っぷち〕
死中に活「トランプ経済外交」
反イランで乾坤一擲のサウジ厚遇。対イスラエルもクシュナーが主導。世界で孤立し、ロシア・中国は高笑いか。
-
SMC「北米疑惑」で針のムシロ
米国法人でシステム不具合、顧客が離散しても最高益。機関投資家が現地調査に乗り出した。
-
いかんぜよ郵船・千代建「瞬殺」減損
出融資130億円がたった4カ月でパー。千代建の社長はクビ、郵船社長が無傷とは。
-
売れない官製商品「積立NISA」
投信業界がソッポを向く低パフォーマンス。首相官邸の威を借る森金融庁長官のメンツは丸潰れ。
-
旧グッドウィル総帥、あの折口が復活の狼煙
あの折口雅博氏に復活の兆しか。旧グッドウィル・グル...
-
脱毛サロン「キレイモ」の綱渡り経営
肌の露出が増える夏本番を前に、若い女性が気になるの...
-
ゼネコンが食い物「一人親方」
ゼネコンは最高益なのに、現場労働者は年収ダウン。偽装請負紛いの「一人親方」が急増中。
-
ネット動画パンクで従量制回帰
アマゾン・プライムやネットフリックス、DAZNで通信量急増。ウェブ広告も曲がり角。
-
トヨタ「ダイハツ詣で」禁止令
小型車造りが今なお苦手。社長の発破も効いて、「軽自動車の雄」の工場に社員が殺到。