「客殺し」銀行カードローン

マイナス金利下の収益源として、「総量規制外」などをテコにえげつなく荒稼ぎ。自己破産急増で「多重債務」再燃。

2017年7月号 BUSINESS [ 罪深き「サラ金」代替業]

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市中のマネーをじゃぶじゃぶにしたアベノミクスも4年。国内総生産(GDP)の1~3月速報値で実質成長率は年2.2%に達したが、その副作用として銀行カードローンが危険水準になりかけている。武富士など「サラ金」と呼ばれた消費者金融専業に代わって、銀行が「安心」と「利便性」を売り物に急拡大させてきたカードローンで自己破産が急増しているのだ。日本弁護士連合会が意見書を提出し、派手なテレビCMで安易に貸し出す銀行の姿勢をメディアが批判したため、全国銀行協会が配慮に欠けたCMを抑え、審査体制見直しを申し合わせるなど社会問題化している。思い出されるのは、過払金返還を認めた2006年1月の最高裁判決だ。消費者金融専業の業者は、出資法の約29%、利息制限法の約20%のグレーゾーンで顧客から高利を搾り取っており、だからグレーゾーンは撤廃、業者が受け取った過払金は、過去に遡って返済 ………

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