SMC「北米疑惑」で針のムシロ

米国法人でシステム不具合、顧客が離散しても最高益。機関投資家が現地調査に乗り出した。

2017年7月号 BUSINESS

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5月16日午前10時、東京・秋葉原のSMC本社で決算説明会が開かれた。空気圧制御機器システムを手掛ける東証一部上場の国際優良銘柄である同社の説明会には、毎回多くのアナリストが詰めかける。が、今回は素晴らし過ぎる利益率と財務内容の謎を解き明かそうとやって来たアナリストも少なくなかったようだ。17年3月期も半導体やスマートフォン関連の需要増を背景に増収増益を果たし、連結純利益は1130億円に達して過去最高を更新した。加えて市場規模の拡大のうち半分はSMCが確保したというから、丸山勝徳社長が「需要が変わり、潮目も変わった。最高の決算だった」と胸を張るだけの内容だった。「皆さん気にしておられる……」。マイクを通してもボソボソと聞き取りにくい丸山社長の声に少し力が籠もり始めたのは、話題が棚卸資産に及んだとき。在庫の水準は前期とさほど変わらないことを説明し、これまでさ ………

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