2009年2月号

HEADLINE

• 証券監視委が「パシフィックHD」を内偵

  奇々怪々。二重入金のドタバタに、中国10社出資予定とのIRを3社が否定した。株価操縦の疑い。

• トヨタ自動車――「章男世襲」の暗闘

  この難局に若き御曹司を大抜擢。社内が一致したわけではない。章一郎名誉会長の「驚愕の一言」が流れを決めたのだ。

• 尻に火がついた永守日本電産

  M＆Aの旗手、永守社長に相次ぐ「黒星」。世界同時不況の直撃を受けた本業が危ない。

• 商魂逞しき「1円パチンコ」

  巷では貸し玉料金1個1円の価格破壊パチンコが大流行。賭博性が弱まり、店内はコンビニ化。

• 西川「日本郵政」社長解任へ

  「かんぽの宿」のオリックスへの一括譲渡に、鳩山総務相が「待った」。抵抗する役員陣を総入れ替え。

• 知られざる本命「岡田克也」

  小沢が首相の座に就く確率は五分五分。中堅、若手を中心に民主党内の大勢は「次は岡田」で固まりつつある。

• 「正直大統領」脅かすシカゴの闇

  地元イリノイ州汚職で、誰の“スポークスマン”かが見えてきた。暴かれるスポンサーの素顔。

• 急増する不良弁護士にご用心

  預かり金着服や職務怠慢により懲戒を受ける輩が続出。もう「弁護士自治」には任せられない。

• 中国「地下金融」クライシス

  農村部の個人や中小企業向けローンを支えてきた小口貸金業の危機は、乾いた薪に火を投じるがごとく…。

• 奈落の淵で「オバマノミクス」

  負債過多にデフレでは米経済は破局。巨額の財政出動も、限界消費性向の急落で「バケツに穴」となるか。