証券監視委が「パシフィックHD」を内偵

奇々怪々。二重入金のドタバタに、中国10社出資予定とのIRを3社が否定した。株価操縦の疑い。

2009年2月号 DEEP

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日本経済新聞の記者は、横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』を読んだことがないのか。主人公の記者は、米国映画『地獄の英雄』の台詞「チェック、ダブルチェック」とつぶやきながら、あと一歩でスクープを逃す。そのためらいこそが記者魂だった、というクライマックスである。12月26日、日経夕刊は1面で「不動産市場 中国10社、日本参入 ファンド大手パシフィックに出資」と報じた。経営再建中の不動産ファンド運営の大手、パシフィックホールディングス(東証1部上場)に、寧波華瑞房地産開発有限公司など中国の10社が総額およそ470億円を出資することが明らかになったというのだ。同日、パシフィックHDは正式発表、“スクープ”を抜いた日経は翌日朝刊で意気揚々と、中国資本の日本参入が「信用収縮の著しい不動産市場を刺激する」、つまり救世主になると持ち上げている。日経の報道は、本誌が前号(「 ………

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