堪忍袋の緒が切れたイスラエル

原始的なロケット弾6千発が雨あられの恐怖。2月総選挙をにらみ、市街戦も辞さずだが…。

2009年2月号 GLOBAL [オバマの難題Ⅳ]

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イスラエル政府が12月27日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスに壊滅的な攻撃を仕掛けたのは、我慢が限界を超える状況になっていたからだ。平穏に暮らしたいという国民の切望に応え、イスラエル南部に降り注ぐロケット弾と迫撃砲の攻撃を停止させなくてはならない状態だったのである。ガザ地区からイスラエル軍が撤退して3年半、およそ6千発のミサイルが着弾した。空から、いつ、どんな災厄が降ってくるかもしれない恐怖に、25万人を超す住民は怯えてきた。撃ち込まれるミサイルの数は増え続けるばかりだったのだ。驚くべきことに、死傷者はほとんど出ていない。ミサイルが発射されると警報のサイレンが鳴り、防空壕に避難するまでの1分間を稼げるし、たまたま学校にミサイルが命中したとしても、児童はすでに下校してモヌケの殻という幸運もあった。イスラエルが直面して ………

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