急増する不良弁護士にご用心

預かり金着服や職務怠慢により懲戒を受ける輩が続出。もう「弁護士自治」には任せられない。

2009年2月号 LIFE

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司法試験合格者の増加で2万5千人を超えた弁護士。預かり金を着服したり、職務怠慢で依頼者に損害を与えるなどして、懲戒処分を受けるケースが増え続け、2007年は過去最多の70件に上った。敗訴して巨額の支払いを余儀なくされた会社やセクハラ被害まであり、弁護士は選ばないと、とんでもない目に遭う時代になったようだ。日本弁護士連合会(日弁連)は今年7月から、希望者に弁護士の処分歴を公表する。弁護士は全国に52ある弁護士会(各府県1、北海道4、東京都3)のいずれかに必ず所属し、弁護士としての「品位を失うべき非行」があったとき、懲戒処分を受ける。処分は資格を失う除名と退会命令のほか、業務停止(最長2年)、戒告の4種類あり、誰でも請求できる。

過去最多の懲戒件数

「弁護士自治」が保障されているため、請求先は対象者の所属弁護士会であり、各弁護士会は調査、審査の上、処分の適否や内容を決める。 ………

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