室伏政投銀総裁に退陣説後継は財務次官OBか

2009年2月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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日本政策投資銀行(DBJ)の室伏稔総裁(77)に交代説が浮上している。07年10月の就任からわずか1年余り。伊藤忠商事元社長の肩書はご立派だが、いざ総裁の座に就いてみると、昭和6年生まれの高齢がネックになっているようだ。行内の室伏評は「精気に欠ける」「リーダーシップ不在」などと散々。就任直後のインタビューでは、記者の目の前で想定問答集を手に「聞かれてもいない質問の答えを読み上げた」と嘲笑される有り様。完全に老人扱いで、「果たして日常業務の報告を理解しているのか……」(幹部)と不安の声が漏れてくる。激変する国際金融情勢に即応した判断が下せるはずもなく、交代時期は4月が有力と見られる。後任争いは、元財務事務次官・藤井秀人とDBJ生え抜きである荒木幹夫、両副総裁の一騎打ちとなる。財務省からすればもともと次官OBの天下りポストだったDBJ総裁の座を奪還する好機。仮に ………

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