2007年12月号

HEADLINE

• シャープに群がるピラニア

  液晶新工場建設に割り込もうと、地元で怖がられる業者の名が躍る。「6代目山口組」大阪進出の前兆か。

• KDDI――ドコモに勝てぬアキレス腱

  絶好調に見える「小野寺独裁」だが、周波数再編や接続料問題で、これまで楽をしてきたツケが来る。

• 「過払い倒産」大手サラ金も危ない

  クレジット・サラ金弁護士らは成功報酬5千億円のボロ儲け。貸金業は大手のアイフルでさえ瀬戸際。

• 防衛利権「聖域」三菱に特捜は迫れるか

  山田洋行元専務逮捕の裏で、「巨悪」がお目こぼしにあずかるのか。防衛族を仕切る男の奇怪な事実。

• 福田揺さぶる「与謝野財革研」

  「どうせ選挙に負けるなら消費税率をドーンと上げてしまえ」。究極の「逆張り戦略」か、それとも大連立の呼び水か。

• イラン「重包囲」外交の釣り餌

  ロシアも欧州も中東周辺国も巻き込み、硬軟両様でテヘランに「核開発断念」を迫る米国。

• 習近平「抜擢」の裏で中国暗闘

  「太子党」の曾慶紅引退と引き換え。「上海派」も残り、「団派」と3派鼎立で、出る杭の李克強は打たれた。

• 「大連立」の黒幕は財務省

  読売のナベツネも頼みにする「ある人物」。構想の具体的な肉付けや根回しをした「陰のキーマン」とは。

• 原油100ドルで「物価ドミノ」

  食料など生活全般に物価高が波及して、これは1970年代のようなスタグフレーション再来の兆しか。