やがて3人に1人は女医の時代が来る。「休眠女医」や「ファッション女医」ばかりでは困る!
2007年12月号 LIFE
半世紀近くも昔、女性の大学進学率が高まるにつれ、女が大学に行っても役に立たないという「女子大生亡国論」が世をにぎわした。今は女性医師の増加が医師不足の背景にあるとされ、医療崩壊になぞらえて、「女医増えて、国(の医療)滅ぶ」と揶揄する声もちらほら聞こえてくる。果たしてそうだろうか。厚生労働省が2年に1度実施する「医師・歯科医師・薬剤師調査」。2004年末時点の調査データに基づく、医師の男女比の経年変化を示した表1を見てほしい。医師全体に占める女性医師の割合は16・5%。1974年から30年間、見事なまでに右肩上がりのカーブを描いている。表にはないが、20代医師に限ると、04年は35・3%で、その10年前より10・7%も増えている。01年から医師国家試験の女性合格者がコンスタントに30%台を推移しているためだ。15年には医師5人に1人は女性となり、いずれ欧米並みに3人に1人(表 ………
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