ドコモは割賦で「いってこい」。auはポイントで顧客囲い込み。「朝三暮四」の粋を凝らしたが。
2007年12月号 BUSINESS
11月6日、鼻息の荒い孫正義節は健在だった。ソフトバンクの9月中間決算発表の席である。「ドコモやauの新料金は条件によっては実質値上げ。当初は批判もされたが、総務省のモバイルビジネス研究会の議論を経て(ソフトバンクモバイルが最初に始めた)端末と通信料金を分離する方式が正しかったことが評価された」それもそのはず、ソフトバンクモバイル(SBM)は10月まで6カ月連続の契約純増数1位となり、営業利益は前年同期比で49%の大幅増益(1677億円)となったからだ。au(KDDI)が2496億円(8.8%増益)にとどまり、NTTドコモが4085億円(21・0%減益)だったのに比べると勢いが違う。それだけに、ライバル2社が相次いで打ち出した新料金に、孫社長は辛辣な言葉を浴びせる。この新料金は、総務省が現在の不透明な通信料金体系を是正するため、端末販売価格と通信料金がリンクしない「分離モデル」の導 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。