花王が買収狙うエスエスと佐藤製薬

満を持して大衆薬市場に殴り込み。製薬再編の火付け役になるか。

2007年12月号 BUSINESS

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「今のところ、OTC(大衆薬)へ直接、参入するつもりはない」。日用品最大手、花王の尾崎元規社長はOTC参入について問われると、表向きには否定してみせる。その理由は、OTCは販売チャネル的には日用品と整合性があるが、商品を市場に出すまでに時間がかかるからだ。しかし、OTCや日用品の業界では昨年来、「花王がOTC事業の買収に動く」との見方が支配的だ。その背景には、花王が意外なほど買収に手を染めてきた経緯がある。経営破綻したカネボウ化粧品を買収したのは記憶に新しい大型買収だが、実はかなり以前から海外での買収には実績があるのだ。花王は1988年、ハンドクリームやボディーローションの老舗メーカーである米「アンドリュー・ジャーゲンズ」を買収。同社を米国戦略の拠点にし、98年に敏感肌向けのローションやシャンプーなどのブランド「キュレル」、2000年には制汗剤ブランド「ban」( ………

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