習近平「抜擢」の裏で中国暗闘

「太子党」の曾慶紅引退と引き換え。「上海派」も残り、「団派」と3派鼎立で、出る杭の李克強は打たれた。

2007年12月号 GLOBAL [ポスト胡錦涛の妥協人事]

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中国共産党の第17回大会(17大)で、胡錦涛総書記(国家主席)が味わった最大の挫折は、手塩にかけて育ててきた共産主義青年団(共青団)中央第1書記だった李克強(遼寧省党委員会書記)を「王位継承」レースの先頭に据えられなかったことである。李克強は中央政治局常務委員の序列で習近平の後塵を拝しただけでなく、内定している後継順でも将来の首相候補として育成されるにすぎない位置だ。これに対し「ダークホース」の習近平は中央書記処第1書記に任命され、将来の総書記候補として育てられることが内定したにひとしい。もっとも、この序列は(次の党大会が開かれる)5年先には大きく変わりうるし、最後に笑うのが誰かは未知数である。少なくとも李克強は、これまでよりもっとエネルギーを注がなければ、党内トップの座に就く可能性は低くなってしまう。

習近平には「9大弱点」

しかし習近平も中国の最高指導者としては ………

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