軽率すぎるIHIに不安漏らす東芝原発部門

2007年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

2008年3月期の連結営業損益を従来予想の400億円の黒字から170億円の赤字に大幅下方修正したIHIの迷走が、東芝の原子力発電事業に影を落としている。赤字の主因はプラント工事の進行基準をめぐるコスト見通しが不適切だったこと。このプラント部門が原発機器製造に当たる部門とかなり重複しているのだ。東芝から原発事業への協力を求められた時、IHI社内から「手持ちのプラント工事で手一杯。(いくら相手が東芝でも)新たに原発まで引き受けられるのか」という声が多かったのに、すぐさま受託した。東芝は新たに手がける加圧水型軽水炉(PWR)の心臓部である蒸気発生器(SG)の製造についてもIHIに委ねようとしている。ウエスティングハウスの買収に踏み切る際も、東芝はIHIに「SGはつくれるか」と問い合わせ、「大丈夫」との答えが返ってきたから決断したと伝えられる。それほど両社は蜜月の関係だ。と ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。