絵空事ではない「小池新党」

後ろ盾はもちろん小泉。日本初の女性首相を射程に、さまざまな動きが加速。

2007年12月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

「私は自民党の外来種の小魚だから、総裁になることはありえない」――。「将来」への野心をはぐらかす元防衛相・小池百合子(55)だが、日本初の女性首相にいちばん近い位置にいることは、もはや疑いない。11月8日、防衛専門商社「山田洋行」の元専務が逮捕された。前防衛次官・守屋武昌との癒着が判明しており、捜査は守屋本人に向かうとの見方もある。小池が「防衛省の天皇」と呼ばれた男と壮絶な人事バトルを演じたことは記憶に新しい。守屋が衆院証人喚問の窮地のさなか、小池は内幕を暴露した『女子の本懐―市ヶ谷の55日』を刊行した。「古来、男子の世界とされる国防分野に、突然、防衛大臣として乗り込むことになった。これこそ議員としての『本懐』だと感じた」「(防衛大臣を離任するに当たり『女子の本懐』と述べたのは)ライオン宰相と呼ばれた浜口雄幸の命を賭した心の動きを描いた城山三郎氏 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。