読者の声

2021年7月号 連載

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私とFACTAとの出会いは、創刊間もない頃に尊敬してやまない衆議院議員(当時)から「FACTAは、東電や原子力には厳しいが、是非読んでおいた方が良い」とのアドバイスがきっかけであった。永田町周辺の仕事駆け出しの頃で情報に飢えていた時期でもあり、即購読を始め、以来、毎月の楽しみとなった。

企業別労働組合の役員をしていると、時折会社側をおもんぱかってしまう事もある。そんな時FACTAには刺激を貰い、役員として我に立ち戻る。労働組合は、ボトムアップと手続きを重要視するため、決定や行動に時間がかかると言われる。ただし、組合員の利益を考えるとスピードも必要であり、その場合は、「深く、広く」考え、「早く、正しく」時間軸を持って判断することを心掛けており、FACTAの洞察力は参考になる。FACTAは、私にとって必需品であるが、今の仕事をしている限り「お守り」と言った方が正しいかもしれない。今後も「FACTAらしく」常に時代を先取りし王道を歩んでいただきたい。

東京電力労働組合 小松聖斉

   

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