2012年6月号 連載
赤坂でバーを開いて7年目。開店と同時期にFACTAの存在を知り、愛読しています。当店の場所柄、また祖父が推理作家の故・高木彬光だったことから(さらには、15年前まで実家が赤坂で料亭「田川」を経営)、マスコミ関係者が多く、お客様の間ではプロ向けの雑誌として著名です。
素人趣味で株式投資をする身として、貴誌は旬の記事が極めて多く、投資の参考になるばかりか相場をも動かす存在であることがよく解ります。一連のオリンパス事件、野村證券、SBIの諸問題を通じて、機関投資家にも無視できない雑誌として広く認識されています。水面下の噂が記事になる事もあり、情報収集の分析・正確さでは、群を抜いています。
他の媒体が迎合記事中心の中で、無骨なまでのブレ無い編集方針は、良い意味で異彩を放っており、全ては刊行理念の賜物だと思います。
震災後の国のあるべき姿が問われている時、常に公明正大なスタンスで、政治経済の現状~未来に警笛を鳴らし続けてほしいと切に願います。
バー&アンティーク Göttin オーナー 高木啓行