編集後記

2012年1月号 連載

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12月2日、東京電力が原発事故調査・中間報告書を出した。すこぶる評判が悪い(本誌56頁参照)。「あふれる自己弁護」と酷評した新聞もあった。確かに本編(130ページ)は退屈だが、関係者の証言に基づく別添資料は読ませる。一つは1~6号機の被災直後の対応状況を時系列で綴ったもの。もう一つは「菅総理の視察への配慮と復旧作業への影響」「1号機の廃炉に伴う海水注入の判断」などテーマごとの検証。なかでも現場作業員の肉声を伝えるくだりは圧巻だ。〈中央制御室責任者の対応=電源を失って、何も出来なくなったと感じた。他の運転員は不安そうだった。「操作もできず、手も足も出ないので、我々がここにいる意味があるのか」と紛糾した。自分がここに残ってくれと頭を下げ、了解を得た〉〈ベント作業=ベントの開放のため、現場に出かけた。トーラスに近づいた際、ボコッ、ボコッという大きく、不気 ………

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