一匹狼の石原伸晃が政界再編睨み山崎派入り

2008年2月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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自民党の石原伸晃衆院議員(50歳、当選6回)が昨年12月に山崎派に入会、政界再編を睨んだ動きが注目を集めている。かつては旧三塚派に身を置き、その後旧加藤派にも属したが、2000年の「加藤の乱」を機に脱会。以来、無派閥を通してきた。石原氏には旧三塚派の流れをくむ最大派閥・町村派からもアプローチがあったが、84人の大所帯の同派では埋没してしまうと判断したようだ。山崎派は約40人の中規模派閥。同派では当選8回の甘利明経済産業相がニューリーダーをめざしているが、会長の山崎拓前副総裁と距離がある。山崎氏は甘利氏を牽制する狙いから石原氏を勧誘したと見られる。

石原氏は06年の党総裁選で、親交の深い安倍晋三前首相を支持したが、一方で当選回数の少ない安倍氏には対抗心を燃やしていた。石原氏は「再起不能」と見られる安倍氏と決別して、山崎派入りしたと受け止める向きもある。

   

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