山本一太「プロジェクトJ」が「ポスト福田」政局へ始動

2008年2月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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構造改革と経済成長をめざす山本一太参院議員ら自民党の若手・中堅の有志議員でつくる勉強会「プロジェクトJ(日本復活)」がメンバーを9人から20人に拡大する。勉強会は昨年10月、党内に構造改革路線に対して否定的な意見が強まっていることへの危機感から「小泉改革」路線継続を訴えるために結成された。現顔触れは山本氏に世耕弘成前首相補佐官、河野太郎、佐藤ゆかり両衆院議員ら9人。竹中平蔵元総務相が顧問に就いている。ほかにも参加希望者が多数いたが、これまでは「人数を絞って結束を保ってきた」(メンバーの一人)。しかし、内閣支持率が下がってきた福田首相の早期退陣も考慮して、急遽、党総裁選での独自候補擁立に必要な推薦人である20人以上を確保することにした。もっとも、山本氏は自らのブログに「入会申し込み書が送られてきたから『とりあえず名前だけ入っておこう』みたいな政治家はいらない」と書き、さらに「一緒に改革の旗を振ることのできる」「共に戦いたいと思う20人の確信犯(クリーンな改革派)を発掘する」と明言する。

山本氏らは、今のところ小泉元首相の再登板は想定していないというが、「小泉さんが新党に向けて翻意すれば話は別」との見方がもっぱらだ。

   

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