物議を醸す話題の書『読売消滅』/元読売記者はどう読んだか

新聞社の紙面はすみずみまで論調が統一されなければならないのか?

2026年4月号 DEEP

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『読売消滅』(ビジネス社)とはまた物騒なタイトルである。「崩壊」を通り越して「消滅」が最近の本のタイトルの流行らしい。著者の橋本弘道氏は<「消滅」は著者が望んでいることではない。できればそうならないでほしいと思っている>と最初に表明している。「なんだ。タイトルだけか」と、そこで本を閉じてしまってはもったいない。日本で最大の新聞社の内情から、メディアについて考える重要な論点を読み取ってほしいのだ。

またやった「適正」外し

筆者は読売新聞で橋本氏の1年後輩に当たる。60歳の定年を少し残して早期退職、大学でメディアについて講じた経験ももつ。橋本氏は40年以上も読売新聞で記者として働いてきた。橋本氏も筆者も、新聞がいまよりずっと信頼、評価されていた時代を知っている。新聞社に辞表をたたきつけた立場でもないが、そんなOBが黙っていられないようなことが、新聞社内で起きているらしい ………

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