リーダーに聞く! 大竹尚登・東京科学大学理事長/「149人の女性枠」創設/世界に羽ばたく第一歩!

2025年4月号 LIFE [リーダーに聞く!]

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世界の有力大学では半数近くを占める理系女子、「リケジョ」の割合。だが日本では、政府が増やすための施策を展開しているものの、まだひとにぎりしかいない。ここに斬り込んだのが、2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学が合併して誕生した東京科学大学だ。入試に他の国立大学を圧倒する計149人の「女子枠」を設けたのだ。その狙いと展望を同大理事長の大竹尚登氏に聞いた。

――出願状況をご覧になっての感想を。

大竹 女子枠149人に対して572人なので、入試として機能していると理解しています。

――なぜ、女子枠を増やしたいのですか。

大竹 二つの観点からお答えします。まず教育の観点です。東工大時代から、1年生の必修科目では13人が1グループになり、グループワークに取り組みます。女子学生比率が2023年度までのような10%だと、女子学生が1人しかいないグループが必ず出ます。これ ………

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