2025年2月号 連載 [コラム:「某月風紋」]
60歳になり国民年金の保険料納付義務が終了した。とはいえ、学生時代に空白期間が存在する。そこで「任意加入」という制度を用いて引き続き保険料を支払うことにした。将来受け取れる老齢年金が少し増える。「前納」すれば保険料が安くなるから、クレジットカード引き落としの手続きを取った。そこまでは良かった。カード納付の通知が来ないと思っていたら、突然ピンクの封書が送られてきた。「あなたには国民年金保険料の未納期間があります。未納が解消されない場合、法に定める滞納処分を行うことがあります」。財産調査を経て差押執行までの流れが書かれている。あわてて近くの年金事務所に駆け込んだが、応対した職員はアルバイトなのか要領を得ない。質問するたびに中へ引っ込み上司と相談している。しまいに上司が出てきてわかったのは、カード引き落としの開始まで時間がかかること。請求書はカ ………
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