あのサンモトヤマが「身売り失敗」の衝撃

2019年9月号 BUSINESS

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銀座並木通りの「サンモトヤマ」と聞いても若い人はピンとこないかもしれない。1962年に伊グッチの日本での総代理店となった「元祖セレクトショップ」で、かつてシティボーイ・シティガールだった諸氏にとってはおなじみの名店だろう。64年の銀座本店オープンには川端康成や今東光、新珠三千代など当代きっての文化人や著名人が集まったとされる。ロエベもバカラもパテックフィリップも、日本ではここでしか買えなかった。生粋の江戸っ子だった創業者の茂登山長市郎(本名長一郎)は優れた審美眼でインポートブランドを根付かせた立志伝上の人物である。現在、大阪と軽井沢にも店がある。ところがその長市郎が取締役のまま2017年に96歳の天寿を全うすると、息子の貴一郎が会社を売りに出し、しかも新オーナーの素性に気付いて株を買い戻すという異例の大失態を演じていたことがわかった。サンモトヤマの ………

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