病める世相の心療内科㉙ 

燕の雛はなぜ「5羽」なのか

2019年6月号 LIFE [病める世相の心療内科㉙]

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3月末、玄関の軒に燕が巣をつくり5月末ごろには雛が巣立つ。都心から離れた今の家に引っ越してきて20年以上になるが、住み始めてしばらくして燕が毎年来るようになった。雛の数はいつも5羽で、6羽というのは見たことがない。実際、巣は6羽の雛を養えるサイズではない。巣は三角帽子の尖った先を下にして壁に取り付けたような仕様でできている。しかし、中は帽子のように空洞ではなく、わらなどで埋められ、雛が住む帽子の底辺に当たるところは浅い皿のようになっている。時々雛の落下事故が起こるが、巣立つ前の大きくなった雛が何とか押し競饅頭できる、ぎりぎりのサイズしかない。なぜもっと広く深い落ちにくい巣にしないのだろう。巣立ちは、縁(へり)からジャンプし飛翔することであるが、失敗すれば、数メートル下の地面にたたきつけられる。軟着陸できたとしても再び巣に戻ることは難しい。雛に ………

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