ソフトバンクグループに対する質問と回答(全文)

2019年2月号 INFORMATION

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質問1.御社の2018年9月第2四半期の連結純利益中最大の項目はソフトバンク・ビジョン・ファンド及びデルタ・ファンドにおける投資の未実現評価益となっています。これらは御社の財政状態と経営成績の把握のために決定的に重要な事項ですが、御社はその評価益の内訳と個々の評価方法を開示していません。どうしてですか? ご開示ください。

【質問1に対する回答】

個別の銘柄に対して評価益および評価方法について開示要求事項があるわけではありません。当社は、IFRSの開示要求事項に基づきながら、当社グループの他の事業で保有する有価証券とのバランスを考慮したうえで適切な開示に努めています。

未実現評価益については、影響が大きいものについては銘柄を開示しています。

評価方法については、上場企業は期末の相場価格に基づいて行っています。それ以外については、有価証券報告書の財務諸表注記P.183において開示を行っています。

▼2018年3月期 有価証券報告書(P.183)

https://cdn.group.softbank/corp/set/data/irinfo/financials/security_reports/pdf/2018/softbank_securities_2018_004.pdf

さらに、ファンド事業の拡大に伴い、当第2四半期では踏み込んだ開示を行いました。投資先のバリュエーションプロセスの全体像を、「2019年3月期 第2四半期決算 投資家向け説明会資料」(P.13)でお示ししています。

▼2019年3月期 第2四半期決算 投資家向け説明会資料(P.13)

https://cdn.group.softbank/corp/set/data/irinfo/presentations/analyst/pdf/2018/investor_20181107_01.pdf

今後の更なる開示の拡充については、鋭意検討しています。

質問2.御社は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド及びデルタ・ファンドに対する出資者と優先ユニット並びに資本ユニット別出資口数を開示していません。これらは御社の財政状態と経営成績の把握のために決定的に重要な事項ですが、どうして開示しないのですか? ご開示ください。

【質問2に対する回答】

通常、ファンド事業の開示において、各出資者の持ち分を開示することは一般的ではありません。当社は、IFRSの開示要求事項に基づきながら、当社グループの他の事業とのバランスを考慮したうえで適切な開示に努めています。その中でも、必要な情報については積極的に開示を行っています。

2018年3月末時点の出資者(リミテッド・パートナー)については、2018年3月期の有価証券報告書P.46にて開示している通りです。ファンドの守秘義務および投資運用会社としてのコンプライアンス順守の観点から、リミテッド・パートナーごとの出資額および出資コミットメントのタイプ(成果分配型・固定分配型)の内訳は開示しておりません。

▼2018年3月期 有価証券報告書(P.46)

https://cdn.group.softbank/corp/set/data/irinfo/financials/security_reports/pdf/2018/softbank_securities_2018_004.pdf

以上です。

   

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