LIXILへの質問と回答

前門に虎、後門に狼を抱えた閉塞経営

2018年12月号 INFORMATION

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①御社の2018年3月期の有価証券報告書によれば、ペルマスティリーザは係争事件等の偶発債務を抱えており、特定の係争事件の結果及び一部の工事物件の代金回収状況や採算状況によっては、LIXILは2018年3月期末現在の偶発債務最大見積額220百万ユーロ(290億円)の損失を負担する可能性があると開示されています。この偶発債務の現状についてご説明ください。

答 偶発債務の状況については、ペルマスティリーザ及びLIXILグループにて適切にモニタリングし、会計上の損失計上の要件を満たしたものについては、適宜、損失として計上しています。なお、偶発債務の状況および引当金の計上については、四半期ごとに開示しております。

②ペルマスティリーザは、2017年3月期の61億円の連結当期損失、2018年3月期の118億円の連結当期損失が既に確定しており、今回2019年3月期の連結当期損失が115億円(=上期65億円+下期50億円)と予測されています。3期連続の赤字となるのですから、ペルマスティリーザの「のれん」と無形資産合計197億円は減損すべきではありませんか。

答 ペルマスティリーザの無形資産の減損判定については、適切な第三者評価機関に評価を依頼しております。中期的な将来の事業計画を基礎とした評価を実施しておりますが、現在のところ減損の兆候はありません。

③御社の有価証券報告書による開示によると、御社は、2015年4月、ジョウユウAGに対して1398億円の資金を貸付け、同月ジョウユウAGは同額の既存借入金を返済していると記載されています。御社の有価証券報告書を見る限り、この時の1398億円は回収されたという記載も貸倒処理された形跡もありません。ジョウユウAGに送金された1398億円の資金使途についてお答えください。

答 ご質問の1398億円(1091M€)につきましては、これは2015年4月にGrohe社を連結した際に、Grohe社が外部金融機関より借入していたものをLIXILグループ内ローンに切り替えしたもので、Grohe社は、グループ入り後、自社業績からのFCF(フリーキャッシュフロー)により予定通りの返済を行いました。

   

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