DeNA医療子会社で「脱法行為」

制度の欠陥をついて介護報酬と診療報酬を二重請求。「永久ベンチャー」の病理再び。

2017年5月号 DEEP

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モバイルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)が「まとめサイト」で著作権侵害や医薬品医療機器等法違反の可能性のある記事を多数掲載した問題で、3月に第三者委員会(委員長・名取勝也弁護士)による調査報告書が公表された。この報告書の優れた点は、DeNAの「永久ベンチャー」という基本理念が「自らが欲することを行いやすくするための免罪符」になってしまったと指摘し、不祥事が企業風土そのものに根ざしていると鋭く分析した点にある。南場智子会長の代名詞ともいえる「永久ベンチャー」とは、組織の硬直化、意思決定の鈍化といった「大企業病」へのアンチテーゼだったはずだが、いつしか独特のベンチャースピリットのもとで、「速ければ易きに流れてもよい」(報告書)と、自らの未熟さを容認する甘えへと変質していたようだ。南場会長が2015年に復帰してから「もっとも力を入れている」(関 ………

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