2015年3月号 連載
銚子でキャベツなどを栽培する農家に生まれ、20年前、ベトナムでのゴボウ栽培で失敗。それ以来、足しげくベトナムに通い、今回はダラット高原にあるイチゴ農園に行ってきました。250グラムのパックが、日本では500円程度なのに、ベトナムに進出しているイオンのホーチミン1号店では1千円程度で売られているのにびっくり。アジアでは、日本自身がブランド化し、安全・安心が定着しているのかも。
故郷のイオンモール銚子とは大違いです。我が家の農地も含めた敷地に2010年にオープンしてそろそろ5年ですが、地方経済の低迷で集客には苦労しているようです。
ホーチミンのイオンは来店者数が年間1800万人とディズニーランド並みです。この勢いの差を報告しようと、イオンモール銚子の取材で知り合ったFACTA発行人や友人と新橋でクエ料理の会。ベトナムへのかなわぬ恋とゴボウの話を肴に痛飲しました。これからも我々の足元を照らす一本のロウソクであり続けてください。ゴチでした。
北総発酵文化研究所 山口好一