「マルビジン含有花エキス」の効果

3月20日には、無添加の研究成果と製造技術を結集させ、お客様一人ひとりの肌悩みや年齢別に六つのスキンケアラインの新商品を発売する。肌の乾燥やキメの乱れが気になる方には「モイスチャライジング」、ハリ・弾力不足が気になる方には「エイジングケア」、シミやソバカス・くすみのケアには「ホワイトニング」、ニキビ対策には「アクネケア」、男性用には「メン」、最高峰のエイジングケアには「ファンケルBC」の6ライン31品目39品種が登場する。新・無添加スキンケアラインのコンセプトは「素肌を純化するスキンケア」。ファンケルが創業以来、一貫して取り組んできた無添加研究により、すべての肌悩みの根本原因は、化粧品の添加物や紫外線などの「肌ストレス」によって引き起こされる「肌ダメージ因子」の過剰発生や蓄積による肌機能の低下であることがわかってきた。

記者会見に臨む成松義文社長（1月18日）

「肌ストレスから発生するダメージ因子を純化しながら、肌機能を整えて元に戻していくのが新しい無添加スキンケアです。『素肌純化』により、肌自らキレイになろうとする力を得ること。それこそが、真に健やかな肌作りのはじまりなのです」と、成松社長は語る。

肌悩みの根本原因である肌ダメージ因子を純化する成分として注目されるのが「マルビジン含有花エキス（素肌純化成分）」。マルビジンは抗酸化作用で知られるアントシアニンの一種で、スイートピーやゼニアオイの花に多く含まれる。ファンケル総合研究所の分析により、化粧品の添加物による肌細胞のDNA損傷を抑制する効果が確認され、新スキンケアライン全製品に配合されることになった。

そして、肌悩みの根本原因を純化し、改善へと導くための美容成分を、肌の奥まで届けるため「高浸透システム」が採用された。内側に潤い成分を閉じ込め、外側に美容成分を包装した、肌馴染みのよい高純度レシチン膜の「高浸透ナノカプセル処方」により、美容成分を角質の隅々まで行きわたらせるのだ。

無添加の新しい世界観を構築！

筆者が試用したのは、年齢を重ねた肌に本来の美しさを呼び覚ます、最高峰のエイジングライン「ファンケルBC」。肌に蓄積された老化コラーゲンを排出し、肌環境を整える独自成分「浸透型シリビン」や、吸収されやすい形状で肌に届く「HTCコラーゲンα」を配合。さらに、肌表面に蓄積したタンパク質を排出し、黄ぐすみを解消する「ホップエキス」や、茶ぐすみの原因となるメラニンを排出する「セイヨウナシエキス」も含まれ、とろりとした化粧液や乳液が、肌に馴染む感覚が心地よく、肌の奥へと届く感じがした。肌荒れやニキビ、肌の赤み、くすみが改善してゆくのが実感できた。

新・無添加スキンケアの6ライン

ファンケルでは「無添加だからこそ美しくなれる」という無添加の新たな世界観（ブランドメッセージ）を伝えるため広告表現を刷新する。新・情報発信基地として「FANCL総合サイト」を3月20日に開設し、フェイスブックやツイッターを活用した情報発信も展開する。

新販売戦略としては、お客様の肌悩みをケアするために「ファンケルパーソナルカウンセリングプログラム」を導入。ファンケル独自の無添加美容理論と研究によって構築された肌診断「素肌純度チェック」を行い、最適なスキンケアラインとお手入れ方法を提案する。新たな肌診断は直営店舗だけでなく、電話相談窓口やWEB上でも同様に受けることができる。結果は「顧客カルテ」に蓄積され、WEB上の会員ページへも反映されるため、いつでも自分の肌状態やお手入れ方法などを確認することが可能になるという。3月20日の新ブランド誕生が待ち遠しい。