インタビュー/JPホールディングス代表取締役社長 坂井 徹氏(聞き手/本誌 和田紀央)

「なりたい自分になる力」育む学童クラブへ

2024年5月号 LIFE [リーダーに聞く!]

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将来の夢を見失った子どもたち

JPホールディングスは保育園・学童クラブ・児童館などの施設を運営する子育て支援のリーディングカンパニーである。保育園では国内最大手だが、シェアの低かった学童クラブ(小学生対象)・児童館(高校3年生まで)の数を昨夏以降、97施設から111施設へと急速に伸ばしている。社会課題の解決をめざし、児童に向けた新プログラム「未来(あした)のドア」を導入する坂井徹社長に話を聞いた。

坂井 今年、衝撃を受けた数字が二つあります。一つ目はこの17年で子どもが3割減ったことです。新成人が106万人だったのに対し、23年の出生数は75.8万人と過去最少を更新し、子育て支援事業の将来に危機感を覚えました。二つ目は、将来の夢がない子どもたちが3割もいる事実です。23年の「小学生がなりたい職業ランキング」で1位はユーチューバー、2位は芸能人、3位は漫画家・イラストレーター・アニメーター ………

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