電通「LED循環取引」の全貌
刑事告発の予定というが、警察に先駆けて本誌が解剖。循環取引から巨額の水増し発注へ「大化け」していた。
2012年5月号 [ピラニアの饗宴]
節電時代の寵児となったLED照明の「闇」はどこまでも深い。
広告最大手の電通が100%出資する子会社、電通ワークスが、LED照明事業から撤退することになった。
本格進出からわずか2年――。
本誌は前号で鉄鋼大手、JFEホールディングスの子会社、JFEエンジニアリングが、「闇」に潜むブローカーたちの餌食となり、進退窮まってLED照明事業から撤退したことを報じたばかりである。
さらに本誌前々号が“さわり”を紹介した電通ワークスも事情は似たり寄ったり。撤退理由を含む本誌の7項目の質問に対し、電通と電通ワークスの「回答」は、3項目にわたって「現在、警察に相談しており、刑事告訴の予定です。捜査に影響を及ぼす恐れがありますので、取引の詳細に関する回答は、差し控えさせていただきます」と判で押したような文面だった。そこにかえって切実さが滲み出ている。
もはや疑惑の段階ではない。電 ………
