2026年8月号 連載 [コラム:「某月風紋」]
3月に所得税の確定申告を済ませたが、今年はなかなか還付金が振り込まれなかった。例年なら1カ月ぐらいで入金するのに、今年は6月にずれこんだ。いまだに紙に印刷して税務署に持ち込んでいたため、書類に不備があったのか。東京国税局に問い合わせたところ遅れた理由は教えてもらえなかったものの、「今年は(スマホなどから)電子申告した人も大変時間がかかっている」との答え。税務署も人手不足のようだ。
25年からはスマホによる申告がすべての項目に対応するようになっている。そろそろ電子申告に切り替えるべきなのだろう。
6月には住民税と国民健康保険料の納付書が相次いで届いたが、国保の保険料が跳ね上がっている。友人から「納付書が間違っていた」という個人のブログを紹介されネットを検索したところ、介護保険料を含めて誤徴収の「お知らせ」「お詫び」がいくつも出てきた。東京都荒川区や鳥取市、千葉県船橋市、広島県福山市など。
人為ミスのケースもあるが、外部に委託しているシステムのエラーが目に付く。総務省の元幹部によると「今年度は(国が推進している自治体の基幹業務システムの)統一・標準化でシステム変更を行っている自治体も多く、子育て支援金の徴収が新たに加わりそのシステム改修もあるのでプログラムミスが発生しているのかも」とのことだった。
早速、住んでいる区の国保年金課に聞きに行った。住民税と比べ、ベースとなる所得(賦課基準額)がだいぶ高い。差し引かれるのが基礎控除の43万円だけなのが影響している。請求された保険料に間違いはなさそうだが、区のホームページで確認すると総所得500万円で年間保険料は67.9万円、700万円だと93.2万円となっている。図らずも日本の社会保険料がいかに高いか再認識する羽目になった。
(ガルテナー)