都落ち/「憐れ産経新聞」メルトダウン/非力傍流社長の下で「リストラ地獄」の挙げ句の果て

2026年8月号 DEEP [経営者不在]

「長年にわたって培ってきた絆こそ、われわれの財産だと信じている」。今年1月6日にフジテレビで開催された毎年恒例のフジサンケイグループの新年賀詞交歓会の冒頭、産経新聞社社長の近藤哲司(66)が約300人の幹部らを前にグループの結束を強調し、各社が良い1年であるように祈念すると、大きな拍手が湧き起こった。まさか1カ月も経たないうちに、フジ・メディアホールディングス(FMH)が旧村上系ファンドのグループが求めていた不動産事業の外部資本の受け入れや完全売却の検討を発表するとは露知らず、近藤はとんだピエロを演じた。例年はフジサンケイグループのドン、元代表の日枝久が30分にわたって、冒頭で挨拶するのが恒例行事だった。日枝が去り、今年はグループ幹事社という理由で、近藤が挨拶することになった。本来であれば、FMH社長の清水賢治が挨拶しても、おかしくなかったはずだが、今 ………

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