岩谷産業会長・牧野明次氏に聞く!/「ミスター水素」が夢を託す/自工会と「水素大動脈構想」

2026年5月号 BUSINESS [リーダーに聞く!]

――「ホルムズ封鎖」は予断を許しません。

牧野 当社はカタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、米国から液化石油ガス(LPG)を輸入し、国内で販売しています。私たちが用船したLPG船は事実上の封鎖前にホルムズ海峡を通過しています。当社としてLPG輸入量の40日分の備蓄を有しており、また50日分の国家備蓄もあります。

――第1次、第2次石油危機の時と比べてどんな違いがありますか?

牧野 昔と違い、現在は石油やLPGの備蓄制度が整っており、そんなに慌てなくてもよいのではと考えています。ただし、中東の混乱が長引くと状況は変わってきますが。

「水素燃料電池船」を無償提供

――半導体生産に欠かせないヘリウムの大手ですが、影響はありますか。

牧野 ヘリウムは天然ガス採掘時の副産物で、日本は国内消費の全量が輸入です。岩谷産業は米国やカタールでヘリウムの権益を取得しており、備蓄設備もあり国内で ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。