号外寄稿/「3」尽くしのお別れ会/「ミスター」はなくとも「長嶋茂雄賞」を残す/三山秀昭・元巨人軍代表

号外寄稿(12月1日 23:00)

2025年12月号 DEEP [号外速報]

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2025年、多くの著名人が鬼籍に入った。 長嶋茂雄さん(6月3日、89歳で死去)もその一人だ。「ミスター」だけで通じる「国民的英雄」だった。「アンチ巨人だが長嶋さんだけは別」というファンが多かった。 その死を新聞は号外を発行、一面で報じ、特集、コラム、評伝などで回顧し、テレビは秘蔵映像を流し続けた。ニューヨークタイムズまでが戦後日本と重ね合わせて論じた。 11月に「お別れ会」が開かれ、日本野球機構(NPB)は「長嶋茂雄賞」の創設を発表した。選手名を冠に掲げる賞は終戦直後の1947年に制定された「沢村賞」以来のことだ。

3万3333本の花で飾られた祭壇

「ミスター」の「お別れ会」は東京ドームで開催され、3万2400人が参列した。永久欠番の「3」に因み「3」尽くしだった。 祭壇は3万3333本の花で飾られ、「FOREVER」(永久に)の真ん中の「E」が逆転し「3」に代わっていた。誰もが「永久に不滅です」という選手引 ………

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