2022年5月号 連載
新聞記者をしていたころ、FACTAの深い取材を、何度も「後追い」してきました。同時に、どんな小さな現場にも駆けつける宮嶋編集長のフットワークの軽さにも、驚かされてきました。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」――ずいぶん古い表現ですが、丁寧な取材で、ズバリ真実を突くFACTAは、まさにそのような存在です。民主主義を支えてきた活字メディアが「総崩れ」の日本にあって、忖度なし、タブーなし、独立不羈を貫く姿勢に、深い敬意を抱いています。
私は3年前に記者を辞め、政治の道に踏みだしました。昨年の衆院選で東京9区(練馬区)から初めて議席をお預かりし、取材する側からされる側へと、180度、立場が変わりましたが、変わらずFACTAは私にとっての心強い羅針盤です。
激動する世界にあって、野党の1期生だからと言って「指示待ち」では存在意義がありません。初心を忘れず、FACTAに「刺される」のではなく、仕事で取り上げていただける議員を目指します。
衆議院議員 山岸一生