読者の声

2014年5月号 連載

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昨今の新聞、テレビなどの報道が、内容の質より発行部数や視聴率を重視し、内容が劣化していることを嘆いているのは私だけであろうか? テレビでは、お笑い芸人が朝から報道番組にまで登場し、キャスターやコメンテーターとして、軽薄なコメントを繰り返し発信している。新聞の報道も、高い見識に立って様々な問題に警鐘を鳴らしたり、政府を批判するものが少なくなってきている。

自分の会社の中を見渡しても、世の中で起きている事象、情報を自らしっかりと把握し、客観的に提案、意思決定をする人間が少なくなってきているようで不安である。そんな中、FACTAのような雑誌が国内外での綿密な取材に基づき、質の高い、ちょっと他では知りえない内容の記事(他人には教えたくない)を提供し続けていることは誠に有難い。

ある日、嫁いだ娘の家で30そこそこの亭主の机の上にFACTAが置いてあった。彼も愛読しているのだそうだ。「これからの日本もまんざらではないな」と思った次第である。

いすゞ・やまとエンジン株式会社
社長 佐久間 隆一

   

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