「安倍痛烈批判」の田村公平氏が高知県知事選に出馬か

2007年9月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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今秋の高知県知事選に、現在5期目の橋本大二郎知事(60)が立候補しないことを受け、地元では7月の参院選に自民党公認で出馬しながら落選した田村公平元参院議員(60)の出馬が取り沙汰されている。田村氏は3選目を目指したが、民主党新人に敗れた。安倍政権への逆風を受け、選挙戦の最中、安倍晋三首相が掲げる「美しい国」について「適当なことばかり言われた。バカにされた気がする」と痛烈に批判。このため首相は四国遊説で、高知だけを外した経緯がある。

参院選では15万4千票を獲得。当選した民主党候補に約1万2千票まで迫っており、地元関係者の間では「知事選での勝算は十分」との見方が強い。

仮に出馬に踏み切れば、再び安倍政権を激しく批判するのは必至。マスコミの注目度も高くなることが予想される。自民党として田村氏を推薦するかも含めて、自民党新執行部は対応に苦しみそうだ。

   

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