ワイドショーが喜ぶ首相とアッキーの欧州歴訪

2007年1月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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 安倍晋三首相は、07年1月早々欧州歴訪を行う。通常国会召集前の1月9日から15日まで、英国、ドイツ、ベルギー、フランスの4カ国を訪れる。

 10月の中国と韓国訪問、11月のハノイでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に続いて、今回の欧州歴訪にも昭恵夫人が同行する。すでに首相外遊は夫人同伴が慣例化しており、夫人のサポートが安倍外交のアクセントになっている。

 突如中止されたが、12月8日から13日までフィリピンのセブ島で開催されるはずだったASEAN(東南アジア諸国連合)+3(日中韓)首脳会議には、報道関係者約130人のうち約80人日本人プレスが取材する予定だった。ひとえに「アッキー」こと昭恵さんの人気ゆえだ。民放テレビ各局の報道局所属記者やカメラマンなどのクルーだけでなく、ワイドショー担当クルーや女性週刊誌の記者なども取材を希望していた。

 1月の欧州歴訪については、英国でエリザベス女王、ベルギーではアルベール国王などへの謁見や晩餐会などが予定されており、報道陣が大挙して訪れることになろう。

 首相の外国訪問には、外務省から政務担当外務審議官以下、訪問国所管の地域局長、同局地域担当課長、官房の外務報道官、報道課長らが必ず同行するが、例によって西田恒夫外務審議官の名前は、歴訪リストに入っていない。飯島勲前首相秘書官の怒りを買った西田氏は安倍政権発足後も依然として干されたまま。近くカナダ大使に転出する見通しだ。

   

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