KDDIと三菱東京が組むモバイルネット銀行社長内定

2006年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 KDDI(au)と三菱東京UFJ銀行が合弁で設立する新しい「モバイルネット銀行」。すでに役員人事も内定し、着々と準備が進んでいる。

 ライバルNTTドコモがクレジットカード「DCMX」を発行してカードビジネスに参入、おサイフケータイによるクレジット業界の制覇を目論む中、KDDIは日本最大のメガバンク、三菱東京UFJ銀行と組んでこれに対抗する。07年度前半の早い時期までに、携帯電話の活用に特化した新銀行を開業するが、すでに設立準備会社となる「モバイルネットバンク設立調査株式会社」も発足。徐々に人事情報なども漏れ伝えられるようになってきた。

 この新銀行、出資比率はKDDIが51%で三菱東京UFJ銀行が49%、KDDIの連結決算子会社となる。その代わり人事面では三菱東京UFJ側が代表を務める。現在同行の渋谷中央支店(旧UFJ)支店長を務める宮島隆生氏が社長に内定した模様だ。

 副社長には、KDDI側から寺崎賢一氏が就任予定とされている。寺崎氏は総務畑で、旧UFJ銀行からKDDIに転職した人物。新銀行の設立に伴って、古巣である銀行業界に舞い戻った格好だ。

   

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