前号の特報再掲/まだ目が覚めぬ「トヨタ総帥」が爆弾発言

強大な権力と影響力を持つ章男会長が出張ってきたら、グループ各社は萎縮し、忖度するような株主総会にならないか。

2024年4月号 BUSINESS

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トヨタ自動車の業績がうなぎ上りだ。2023年の世界販売台数では独フォルクスワーゲンを上回り、4年連続で世界1位の座を維持。2月6日に発表した24年3月期決算の業績見通しは円安や生産増加に支えられ、純利益が前期比84%増の4兆5千億円となり、日本企業として初の4兆円台に乗せる。翌7日のトヨタ株は急騰し、時価総額が一気に6兆6千億円も増えた。この増分はみずほフィナンシャルグループの時価総額にほぼ匹敵する。かくも空前の好業績を上げながらトヨタグループの総帥、豊田章男トヨタ会長(67)の評判は芳しいとは言えない。「豊田さんはどうかしている。経営者としていささか常識が足りないのではないか……」。いま、こんな世評が、トヨタグループ内だけでなく経済各界で囁かれている。「常識が足りない」という指摘は「日本を牽引する超巨大グローバル企業のリーダーにしては少し視野が狭く、自分の ………

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