「盟主」復活! 関電の森望社長が次の関経連会長に

心配なのは脇の甘い関電幹部が何かやらかして森社長に累が及ぶこと。

2024年4月号 BUSINESS

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関西経済連合会は関西電力の森望社長(61)を新たに副会長として起用する方針を固めた。2月末、日本経済新聞が報じた。関西財界において関電が占める地位は極めて高いが、度重なる不祥事やトラブルに伴う引責で財界活動からは距離を置いていた。関電が関経連に副会長を出すのは2019年10月まで約2年間を務めた八木誠前会長以来。5月の定時総会後の理事会で正式に決定する。関経連の副会長は現時点で16人いる。定款で副会長の上限は19人のため、森氏が新たに加わっても問題はない。これまで副会長の中で次期関経連会長の最有力候補とされてきた阪急阪神ホールディングスの角和夫会長(74)は、同HD傘下の宝塚歌劇団の劇団員が上級生からのパワハラを理由に死亡した問題との関係性から失速した。角氏は歌劇団と、その養成機関である宝塚音楽学校の両方で務めていた理事を退任する。

宝塚問題で火だるま

阪急阪神HDは23年4~1 ………

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