自衛隊制服組トップに東大卒「吉田圭秀」の真相

陸海空の幕僚長が順送りで統幕長に就く慣例を破り、陸から陸へのトップ交代が実現した舞台裏。

2023年5月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

自衛隊制服組トップをめぐり異例の人事だった。山崎幸二前統合幕僚長の後任に陸上幕僚長の吉田圭秀氏を充てた人事だ。「私は将来にわたり、わが国の安全を担保し、国民の負託に応え得る統合防衛力の創造のため、いかなる時も諸官の先頭に立ち、持てる力の全てを尽くし、職責を全うする」3月30日に着任した吉田氏は、自衛隊幹部を前にこう強調した。しかし、防衛事務次官経験者の一人は「こんな人事をやって大丈夫だろうか」と不安を口にする。吉田氏の昇任が異例ずくめの人事だったからだ。

「空自の井筒」が飛んだ理由

吉田氏は東大工学部出身。1991年に防衛大学校1期生の佐久間一氏が統合幕僚会議議長に就任して以降、統幕議長が2006年に統合幕僚長に改められてからも防大以外の一般大学出身者は就任していない。吉田氏は、初めての「U」出身だ。「U」とは「University」の頭文字を取ったもので、自衛隊内では一般大学出身を指 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。