「千葉5区」与党は不戦敗で国民民主に相乗りか

薗浦の公民権停止は3年間。「強い候補を出して 完勝したら復活の妨げになる」(自民党本部職員)

2023年2月号 POLITICS

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「反省だけならサルでもできる」という流行り言葉をご記憶の方もおられようが、国政の場で同じ醜態を繰り返す野党のお歴々は、さしずめ「サル以下」ではなかろうか。今年最初の政治決戦となる4月の補欠選挙――。衆院千葉5区は自民党ホープだった薗浦健太郎の政治資金規正法違反による辞職を受け、与野党が雌雄を決する「天王山」になる可能性もあったが、年末に立憲民主、国民民主両党が競うように候補者を立て、どっちらけである。党利党略で国民の選択機会を台無しにする野党は、万死に値すると言っていい。真っ先に動いたのは国民民主。薗浦辞職の当日、浦安市議の女性新人の擁立を決めた。立憲民主と候補者調整をした形跡はうかがえない。かつて同じ釜の飯を食った両党が「犬猿の仲」に陥った経緯は尋常ではないが、極め付きは2019年の参院選静岡県選挙区で自民党と親密な国民民主の榛葉賀津也(現幹 ………

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