征服王と官吏が導く「独仏戦争」

天然ガス、次世代防衛計画など、独仏の至る所に溝。マクロンとショルツも性格が合わない。

2023年1月号 POLITICS

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2022年10月27日、フランスの経済紙「レゼコー」に掲載された思想家、ジャック・アタリ氏の寄稿が大きな話題を呼んだ。

パリ・モーターショーに欠席

「今の状態が続けば、今世紀末までに再び独仏戦争が起こる可能性がある」「『さりげないナショナリズム』の危険性が、1871年の普仏戦争、1914年の第一次世界大戦、1940年の第二次世界大戦に続く、4度目の戦争を誘発する」81年から10年間、ミッテラン元仏大統領の特別顧問を務め、「欧州の知性」と評されるアタリ氏の刺激的な推察があながち的外れではないことを、その前日に起きた出来事が示していた。ドイツのショルツ首相は10月26日、パリのエリゼ宮を訪問し、マクロン仏大統領と会談した。3時間に及ぶ長丁場の後、独仏のスポークスマンは「非常に友好的なムードの中、集中的に懸案について話し合った」「互いに建設的な議論ができた」と、両国の良好な関係を強調した。首脳会談 ………

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