インサイド 香川知事選大勝でも平井卓也はとても憂鬱

元建設技官を担いで地元知事選圧勝。しかし統一教会、NTT接待…と不安の種は尽きず。

2022年10月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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香川県知事選挙が8月28日に投開票され、元国土交通省道路局長の新人、池田豊人が初当選した。ご満悦なのが池田を担ぎ上げた自民党県連会長、平井卓也衆院議員。初代デジタル相を務めたが、ここ最近は大臣退任、小選挙区敗北と運気は下降気味。地元を固め反転攻勢のきっかけと祈りたいところだろう、が……。改革派を自称し「既得権益を打破する」が口癖の平井だが、香川県内でシェア6割を誇る四国新聞の社主一族の出身。上智大卒業後は電通に入り、その後、同紙系列の西日本放送社長を務めた。県内での影響力は絶大。初当選の2000年総選挙では対立陣営が「平井側に情報が漏れる」と、同紙と同放送の記者を異例の出禁にしたほどだ。ところが、20年のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で、香川1区のライバル、立憲民主の小川淳也が急浮上。一方の平井は委員会中のユーチューブ「ワニ ………

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