みずほシステム障害は「悪しき旧興銀」による人災

中間報告における坂井社長の反省の弁は、いずれも約10年前の報告書で指摘されていた。

2021年6月号 BUSINESS

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4千億円を超える巨費を投じた「鳴り物入り」の基幹システムが全面稼働してから約1年半。過去2度の大規模システム障害の教訓は生かされず、みずほフィナンシャルグループ(FG)と傘下のみずほ銀行は3度目の大規模障害を引き起こした。「顧客への影響についての認識不足」「コンティンジェンシープランの不備」「組織としての情報把握の遅れ」「不適切な人員配置」――。4月上旬、中間報告の会見で坂井辰史みずほFG社長(61)が列挙した原因は、いずれも約10年前の報告書で指摘されていた。過去の経験が伝承されずに繰り返されたみずほのシステム障害は「論外の人災」だ。「想定される最大リスクシナリオが十分に検討されず、適切な判断がなされなかった」「システムコンティンジェンシープランが整備されていなかった」「統括機能の不足から全体の状況把握が困難な状態が続いた」「顧客への連絡で考慮不足 ………

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