「アリババに続け!」中国ユニコーン破竹

米国が恐れるAIベンチャー「第三世代」。「BAT」に続く新御三家「TMD」や監視カメラのメグビー、センスタイムが進軍ラッパ。

2020年7月号 BUSINESS [向かう所敵なし]

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新型コロナウイルス感染の震源地となった中国・武漢の中心部で、交差点に巨大なスクリーンが続々と設置されている。東京の駅構内などにあるデジタル看板とよく似ているが、高性能のカメラと一体になっているところと、目的が違う。日本のデジタル看板は広告だが、中国のスクリーンはAI(人工知能)で本人と特定し、信号無視をした人の顔と名前を1日中、晒すのだ。英国の調査会社コンパリテックによると、都市別の人口1千人あたりの監視カメラの台数は、1位が168台の重慶。以下、深圳、上海、天津、済南と中国が続く。6位に68台のロンドンが入り、7位から9位は再び中国で10位が米国のアトランタ(15台)。ちなみに東京は0.65台で76位だ。新型コロナ危機をきっかけに中国政府は監視カメラを大増設しており、現在2億台が22年には6億2千万台になるとの予測もある。ビッグ・ブラザーがテレスクリーンと呼ばれ ………

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