岸和田市長選で暗躍した「黒い業者」が大阪府に圧力

2018年4月号 BUSINESS [インサイド]

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当選したばかりの市長が、過去の市長選にまつわる現金供与疑惑を暴露され辞職した大阪・岸和田市の出直し市長選。再出馬した渦中の現職・信貴芳則氏(57)はあえなく落選し、大阪維新の会の元府議、永野耕平氏(39)が新市長に選ばれる結果となった。本誌2月号でも書いたが、背景には地元建設業者のC社の存在がある。「4年前の市長選で自民党公認を得るため200万円を信貴氏から預かり神谷昇衆院議員に渡した」と朝日新聞に告白、騒動の引き金を引いた日田孝志氏は、C社の役員と自民党岸和田支部組織部長の2つの顔を持つ。信貴市長の有力後援者として市営競輪場の民営化や建て替え工事の水増し発注をもちかけたともされる日田氏は、意のままにならぬ信貴氏を見限って「首のすげ替え」を画策したが果たせず、ついに自らの「内部告発」で信貴氏を辞職に追い込み、落選で止めを刺した。ところが、この日田氏 ………

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